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みどり花コラム
いわしゃじんを毎年咲かせよう
山地や岩場に生育するイワシャジン <br/>(写真提供:日光市上三依水生植物園)

山地や岩場に生育するイワシャジン
(写真提供:日光市上三依水生植物園)

秋風にゆれるつりがね形の花といえば、岩沙参でしょう。青紫色や純白のやさしい姿にファンも多いのですが、実は少々気難しいところがあり、皆さんの悩みの種のようです。

 

もともと冷涼な気候を好むため、西日本や標高の低い所は苦手のようで、まして我家の南西向きのベランダなどは嫌いなようです。

 

でもご安心下さい。試行錯誤の結果、今のところ以下の方法でちゃんと咲いてくれますので是非試していただきたいと思います。

 

・用土  硬質鹿沼土と日向土を半々位混ぜ、微塵を抜いておく。

・植替え 2~3月位に鉢から抜いて、水中で箸などを使い根を洗う。太い人参根だけにする。できれば毎年植替えるのが望ましい。

・水やり 水を好むので、土の表面が乾いたらたっぷり与える。

・施肥  土の中には混ぜず、上からたっぷり与える。真夏には休止。

・日照  真夏の直射は避けたいが、風通しの良い、明るい所がよい。

 

たったこれだけです。一番のポイントは、植替時にこまかい綿根をすべて洗いおとすところでしょうか。新しく健康な根を出させるために必要な作業です。

 

市中に出回るのは、秋ごろ花のついた株が多いかもしれません。その時はまわりの土を落として仮植えをし、春先にきちんと植え直します。株を選ぶ際は、足元に沢山葉のある株を選ぶようにしましょう。

沙参の仲間は多くの種類がありますが、この方法で咲かせることができました。近頃は山草店でなくても見かける岩沙参。せっかくの美しい花を次に年以降も楽しんでいただくためのお手入れ法です。

なお、地植えが可能な地域にお住まいの方は大きめの穴に完熟腐葉土を沢山混ぜてから植え付けることをお勧めします。

 

緑花文化士 川本 幸子

2020年9月掲載

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