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第50回 公園散策を楽しめるセルフガイドマップ(新宿中央公園)

第41回目は、冬の新宿中央公園(東京都新宿区)とJR新宿駅東口駅前広場を、デコレーションされたキャンドルで彩る「Candle Night @ Shinjuku」の主催の一員である小田急電鉄 新宿プロジェクト推進部の大島おおしま佑介ゆうすけさんの「チャレンジ!」をお届けします。

小田急電鉄 新宿プロジェクト推進部<br/>大島 佑介さん
小田急電鉄 新宿プロジェクト推進部
大島 佑介さん

新宿中央公園は、東京都庁やそびえ立つ高層ビル群の中のオアシスとして多くの方に親しまれ、新宿区立としては最大面積(約88,000㎡)を誇る緑豊かな都市公園です。フリーマーケットをはじめとするさまざまなイベントが開催され、夏のジャブジャブ池には多くのお子さまが訪れるなど、新宿西口エリアを代表する公園となっています。近年は「芝生広場」や「眺望のもり」の整備が進み、2020年7月にはP-PFI制度を活用した交流拠点施設「SHUKNOVA(シュクノバ)」が開業するなど、地域の公園としての魅力が高まっています。

 

新宿中央公園 芝生広場(2020年10月)

新宿中央公園 芝生広場(2020年10月)

 

我々小田急電鉄は、2016年から開催している高層ビル群の夜景を見上げる映画イベント「Screen @ Shinjuku Central Park」や2018年から実施している冬の新宿中央公園を彩る「Candle Night @ Shinjuku」等のイベント運営に携わってきました。

 

2021年4月1日からは「新宿中央公園パークアップ共同体」の一員として、新宿中央公園の指定管理者に選定され、地域活性化に資する自主企画のイベントの実施や情報発信等を担うこととなりました。

※一般財団法人公園財団を代表として、株式会社昭和造園、日建総業株式会社、小田急電鉄株式会社で構成


「Candle Night @ Shinjuku」(以下、当イベントと称する)とは、クリスマスシーズンにデコレーションされたキャンドルで冬の新宿中央公園を彩るイベントとして、新宿地域一帯の冬の風物詩になっています。

 

当イベントは、『地域(新宿)を取り巻く様々な主体の当事者意識を高める』、『力を合わせて地域を活性化し、地域と人、人と人をつなげる』、『新宿中央公園や地域に対する愛着を醸成する』の3つを目的に、参加者にぬり絵で装飾いただいた数千個のキャンドルで会場を彩る、お子さまから大人の方までどなたでもお楽しみいただけるイベントです。

 

また、2021年には、鉄道5社(小田急電鉄株式会社 、京王電鉄株式会社、西武鉄道株式会社、東京地下鉄株式会社、東日本旅客鉄道株式会社 )が連携して新宿中央公園だけでなく、JR新宿駅東口駅前広場でも当イベントを開催いたしました。新宿駅の東西を分け隔てなく繋ぐイベントとして、新宿地域一帯を盛り上げました。

 

また、当イベントは、毎年コンセプトを設けており、参加者の皆様が創意工夫を凝らして塗った作品を展示しています。過去のコンセプトは、「クリスマスの街並み」(2018年)、「クロス」(2019年)、「ほしに願いを」(2020年)、「新宿想い線」(2021年)でした。どれも大切な人への思いや地域の人々とのつながりを重視したテーマを掲げています。

 

過去4年間(2018~2021年)のイベントチラシ

過去4年間(2018~2021年)のイベントチラシ


遠くにいても一緒に新宿にキャンドルを灯そう!
工学院大学の学生らとも協力して準備を進めた(2020年)

工学院大学の学生らとも協力して準備を進めた(2020年)

当イベントも、2020年の新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大に伴い、2020年と2021年は現地とオンラインを両立したハイブリッド形式で開催いたしました。

 

2020年からの現地とオンラインのハイブリッド形式は初の試みでしたが、当社と公園財団、工学院大学、グロースエクスパートナーズ株式会社らとともに、新たな企画を模索しました。企画からぬり絵シート等のデザイン・制作、運営までを工学院大学の学生プロジェクト「まち開発プロジェクト-Smart Tech-」に、オンライン開発については、西新宿に本社を構え、エンタープライズDXの実現を目指しているグロースエクスパートナーズ株式会社にご協力いただきプロダクト開発を行うなど、産学公が一体となって当イベントを盛り上げました。コロナ対策として始まったオンラインですが、今や、現地に訪れる人たちはもとより、現地に行けないけど参加したい人たちを迎え入れる場となっています。

 

 

昨年のぬり絵アプリの画面

昨年のぬり絵アプリの画面

 

準備段階の時から、地域の人たちやぬり絵のワークショップを行った小学生らが“お兄さんがんばって”や“手伝います!”といった声をかけてくれます。こういった地域の方々の温かい気持ちが当イベントの一番の魅力だと思っています。

 

実際に参加者の皆様からは、“きれいでした!”や“来年も楽しみにしています!”といったお声をいただき、肌寒いクリスマスシーズンでも心温まる時間と空間を皆様にご提供できたかと思います。

 

Candle Night @ Shinjuku Central Park 2020の様子

Candle Night @ Shinjuku Central Park 2020の様子

 

昨年のCandle Night @ Shinjuku(JR新宿駅東口駅前広場)の様子

昨年のCandle Night @ Shinjuku(JR新宿駅東口駅前広場)の様子

 

 

昨年のCandle Night @ Shinjuku(新宿中央公園)の様子


新宿一帯の魅力を伝えたい

今年で5回目となる当イベントですが、今年も、現地とオンラインの両方でご参加いただけるハイブリッド形式での開催予定となります。今年も12月中旬にJR新宿駅東口駅前広場で当イベントを行った後、12月下旬に新宿中央公園で実施する予定です。

 

既存のキャンドルの他にも、オンラインで投稿いただいたぬり絵を現地に投影を行うなど、皆さまと共に新宿中央公園とJR新宿駅東口駅前広場を盛り上げていきたいと思います。

 

私は当イベントを通して、JR新宿駅東口駅前広場(東側)の参加者に新宿中央公園(西側)へ訪れるきっかけを感じていただくなど、新宿の魅力を地域の隔てなく発信してきたいと考えています。また、西側のぬり絵の協力団体は年々増えているので、今年で2年目となる東側でも協力団体を増やしていきたいです。

 

私はもちろんのこと、スタッフ一同、年に一度の当イベントを大成功させるために、入念な準備と新型コロナウィルス感染症対策を徹底して参ります。

 

皆さんもぜひ遊びに来てください。

 

昨年のCandle Night @ Shinjuku(新宿中央公園)の様子(上から見た新宿中央公園)

昨年のCandle Night @ Shinjuku(新宿中央公園)の様子(上から見た新宿中央公園)

 

■関連ページ

新宿中央公園

新宿への想いを灯したキャンドルで東西を彩る無料の参加型イベント

※文中に出てくる所属、肩書、情報などは、掲載時のものです。(2022年11月掲載)

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