公園文化ロゴ
公園文化ロゴ
公園文化を語る 公園の達人 公園管理運営「チャレンジ!」しました 世界の公園 たまて箱 公園の本棚 みどり花コラム 花みどり検定 公園”Q&A / アートコラム
公園管理運営チャレンジしました
第4回 最良の門出を祝う「ローズウェディング」

第4回目は、新潟県長岡市にある国営越後丘陵公園(以下、公園)の越後公園管理センターでローズウエディングをプロデュースした松田哲子さんの「チャレンジ!」をお届けします。

越後公園管理センター 松田哲子さん
越後公園管理センター 松田哲子さん

公園のばら園で結婚式を行う「ローズウエディング」を企画
春と秋に見ごろとなるばら園

春と秋に見ごろとなるばら園

公園のばら園は、2001年6月に閉園した株式会社 北陸製作所(長岡市下々条)のばら園のバラの存続を望む多くの市民の要望を受けた長岡市の仲介により、公園がこのバラの寄贈を受け、それを基に2003年5月24日に開園しました。

このため、開園当初から春と秋の開花時期に、多くのお客様にバラをお楽しみいただいてきましたが、2~3年前から結婚式の前撮り会場としてばら園が使われるようになりました。また、2014年には、ばら園で個人的に結婚式をされたお客様がいらっしゃいました。これらを受け、人生の大切な思い出の場としての利用を広げるため「ローズウエディング」を企画することにしました。

しかし、私達公園には、結婚式の運営知識はほとんどありません。そこで、12年前(2005年)から、新潟県津南市のひまわり畑で授業の一環として学生主体の結婚式を行っている国際ホテル・ブライダル専門学校(新潟市)(以下、専門学校)に声をかけ、専門学校と共にプロデュースすることになりました。新郎新婦の公募や広報、公園での結婚式実施の手続きを公園が、結婚式の演出等の案作成と準備を専門学校が担当し、結婚式当日の運営は双方で実施することにしました。


ハレの日のプロデュースをすることに不安と緊張
専門学校と相談しながら作り、公園で配布したチラシ

専門学校と相談しながら作り、公園で配布したチラシ

結婚式は、人生に1度のハレの日なので、絶対に失敗はできないという緊張感がありました。前述の2014年のばら園での結婚式では、お客様がすべてご自分で用意し、公園は場所を貸すだけでしたが、今回は、結婚されるカップルを公募して、公園と専門学校でプロデュースしなければなりません。初めての試みで大きな不安がありました。

 
しかし、専門学校の髙橋香織先生、武田奈々先生、渡邉由理江先生と担当する学生10名と打ち合わせを行い、新郎新婦の募集方法や結婚式の企画内容について検討を行っていくうちに、専門学校の先生のしっかりしたサポートと、学生の熱心さによって企画内容が具体的に決まっていき、私達の不安は徐々に消えていきました。

そんな中、HPや公園での公募が功を奏し、公園をデート場所として何度も訪れ、バラがとても好きだというカップル・秋山夫妻が応募して下さり、10月23日にばら園で秋山夫妻の人前結婚式を行うことになりました。

秋山夫妻と結婚式の演出についての打ち合わせ風景

秋山夫妻と結婚式の演出についての打ち合わせ風景


幸せの香りに包まれたローズウエディング
一般のお客様から新郎へ渡したバラで結婚式の花束を作る演出により、一般のお客様も参加しやすくしました

一般のお客様から新郎へ渡したバラで結婚式の花束を作る演出により、一般のお客様も参加しやすくしました

当日の朝は晴れていましたが、結婚式の時間が近づくにつれ天気が崩れ、雨が降ったり止んだりしはじめました。雨天時は、屋根のある花と緑の館での実施を予定していましたが、新郎新婦の「ばら園で結婚式を実施したい」という希望もあり、結婚式開始の時間を後ろにずらすなど、天候を見ながらの開催となりました。

雨が小降りになった時に、公園のローズウエディング担当外のスタッフも臨機応変に濡れたイスをふいてすぐに結婚式が始められるよう準備をしたり、ばら園を管理するボランティアさんも手伝ってくれ、スタッフ一丸となって結婚式をサポートしました。しかし、始まってすぐは小雨だった雨も次第に本降りになり、傘をさしての結婚式となり、最後に予定していたバルーンリリースは中止し、代替え案のブーケプルズを行いました。結婚式は親族のみでの実施でしたが、会場に設けた一般のお客様席は満席になり、多くの方が祝福してくださいました。

秋山夫妻は「雨も式の良い思い出!!」とおっしゃってくださり、お二人は結婚式後も何度も公園に遊びにきてくださっています。お子さんができたら一緒に遊びに来てくださるとのことで、ハレの日を無事に祝うことができたことにほっと胸をなでおろしています。

来年度もローズウエディングの実施を予定しており、新しい新郎新婦の門出を祝福できること、新しい学生に出会えることがとても楽しみです。

※文中に出てくる所属、肩書等は、取材時のものです。2017年2月掲載

多くの一般のお客様が祝福してくれた結婚式

多くの一般のお客様が祝福してくれた結婚式

区切り線
過去記事一覧
第26回 地域と協働したプロジェクト
第25回 地域住民の意見を聞きながら公園の魅力を維持・向上させる
第24回 Stay Homeでも公園を楽しむ
第23回 できる人が、できる時に、できることを
第22回 雪を有効活用して公園に笑顔を
第21回 地域をつなぎ、喜びを生み出す公園
第20回 絵本の世界を楽しみながら学ぶことのできる公園
第19回 全国に注目されるゴキブリ展を開催
第18回 大蔵海岸公園のマナードッグ制度
第17回 園内から出た植物発生材をスムーズに堆肥化する
第16回 地域の昔話を学ぶことのできる公園
第15回 公園の看板に一工夫
第14回 地域に貢献する農業公園
第13回 公園のイベントを通して子供たちに「外遊び」を提供!
第12回 生き物の面白さを伝える動物公園
第11回 増大かつ多様化する公園利用者に対応する施設管理
第10回 弘前公園のサクラを後世に引き継ぐ
第9回 未来につづく公園づくり
第8回 生き物にふれあえる公園づくり
第7回 発生材を有効活用する
第6回 幻の青いケシ
第5回 「街路樹はみんなのもの」という意識を
第4回 最良の門出を祝う「ローズウェディング」
第3回 感謝の気持ちを伝えるくまモン
第2回 ふるさと村で人形道祖神を紹介
第1回 様々な競技会にチャレンジ!


TOPに戻る

公園文化ロゴ2