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材料調達から実施する竪穴住居づくり
屋根の材料となるカヤが生えている環境は<br/>少なくなりつつある

屋根の材料となるカヤが生えている環境は
少なくなりつつある

活動はまず材料の入手から始まります。

 

竪穴住居は住居の骨組みである柱や梁、桁や垂木などに、クヌギやコナラ、クリ、アベマキ等の木材が使われ、屋根には茅が葺かれていたことがわかっています。そのため、骨組みの木を山から切り出してくることを始めました。しかし、プロジェクト発足当初、どこの山にどんな木が生えているかということすら知りませんでした。

 

「NPO法人ひょうご森の倶楽部」に協力を仰いだところ、彼らの活動拠点に目当ての木があり、それを伐りだすことができるようになりました。彼らはチェーンソーを持っていますが、我々は手で切ってみました。本来は石斧を使うべきでしたが鋸を使いました。建築を専門に勉強している「国立明石工業高等専門学校」の学生に切ってもらいましたが、骨組みとなるほどの木を鋸で切るのは容易ではありません。さらに学生は大工道具を扱ったことがほとんどないので、道具の使い方(日本の鋸は引いたときに切れるなど)から勉強してもらいました。

 

次に、屋根の材料としてため池に生えているアシ(カヤ)を11月から1月の間に刈り取ります。そして、発掘調査で明らかになった住居のプランを地面に描き、30センチくらい掘り下げてそこから柱を立てて大枠を作り、最後に屋根を葺きます。

 

プロジェクトは、天候の具合等によって年間20回くらい活動できますが、毎回同じメンバーが来るわけではないので、作業の確認のために30分はレクチャーします。また、夏は熱中症対策として休憩をたくさんとるため、1回にできるのは3時間程度です。このため、おそらく弥生時代の人なら2週間程度で完成させたであろう竪穴住居を、我々は1年以上かってやっとこさ1棟作るのです。

 

 

切り出した木材は皮をむくなど処理をしてから使う

切り出した木材は皮をむくなど処理をしてから使う

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