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表現活動イベント「みんなのステージ」がスタート

2014年に開園以来、せりぼうでは冒険遊び場活動とは別に、表現活動としてダンスや音楽のイベントを実施してきました。自然の中で展開される表現活動は子どもも大人も楽しめることから、2019年9月にイベント「杜のるつぼう」を実施しました。「るつぼう」とは、表現の「るつぼ」と「せりぼう」をかけた造語です。

1回目の9月21日(土)は、「杜のダンスワークショップ」を行いました。ダンサー兼振付師のアオキ・裕キさんを講師に迎え、自然の中で子どもも大人も恥ずかしさを脱ぎ捨て、音楽に合わせて踊る表現の楽しさを味わいました。その後11月から2月の第2土曜日は「みんなのステージ」を開催。町田市ゆかりのアーティストや地域で活動するグループが、バンド演奏やギターの弾き語り、和太鼓の演奏などを披露しました。

 

2020年2月には版画美術館とのコラボで、インドネシアの竹楽器アンクルンのワークショップを行いました。4月から版画美術館でインドネシア人版画家の展示が予定されていたための企画でした。肝心の展示はコロナ禍の影響で延期になってしまいましたが、このときのコラボ企画は、その後も版画美術館との活動につながりましたので、せりぼうにとっては、良い事例になりました。

2020年9月、コロナ禍で中断していた「みんなのステージ」を再開し、子どもから大人までを対象に、表現したい人が自由に参加できる表現活動イベントとして行っています。「みんなのステージ」は毎月第2土曜日、午後2時から3時まで。出演者は1回2組、1組30分の持ち時間です。出演者はプロであっても謝金は無し。観客は申し込み不要・観覧無料にして参加のハードルを下げました。自然の中で子どもたちの遊ぶ声や鳥の声が聞こえるスペースで行われる表現活動は、独特なライブ感が味わえるステージとして評判を呼び、出演者の申し込みが後を絶ちませんでした。

 

出演者は小学生から大学生の学生グループや市民の演奏家、芸人、マジシャン、インディーズデビューしたミュージシャンまで、素人からプロまで幅広いです。当初は町田市民や市にゆかりのある人を募集していましたが、最近は市外や県外からの出演者も増えました。「みんなのステージ」はコロナ禍の企画だったので、やむを得ず休止する期間もありましたが、感染が抑えられている時期は毎月開催していました。感染対策としてはステージと観客席の距離をとり、応援は拍手だけとしました。それでも自然の中の野外ステージは、出演者と観客が一体となり、拍手と喜びの笑顔にあふれました。とくに子どもたちは、コロナ禍のストレスを発散するかのように、明るく生き生きとした表情が印象的でした。

また「みんなのステージ」は、出演者同士の交流の場にもなっています。口コミで次の出演者の紹介や他の公園のイベント出演につながるケースもあり、せりぼうから人の輪が広がっています。出演者は当会でスカウトするケースもありますが、リピートを希望する出演者も多くいて、ありがたいことに年末までの出演者が埋まりつつあるほどです。

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過去記事一覧
45 手ごわい放置竹林から広がる可能性と人のつながり
44 公園で行う表現活動は「誰かを力づけている」(せりがや冒険遊び場:東京都町田市)
43 市民団体の力で「やりたいこと」を実現(あぐりの丘:長崎県長崎市)
42 自然の中での主体的な遊びが、学びと成長につながる(山田緑地:福岡県北九州市)
41 次世代に、そして子供たちへ、遊び場づくりのバトンをつなげたい(徳島県阿波市阿波町)
40 3公園でキャンプ まちづくりとして活用(小山総合公園、生井桜づつみ公園、城山公園:栃木県小山市)
39 科学を通じて地域の人々と研究者をつなげる(千葉県柏市)
38 北海道の公園で「やってみたい!」を実現(恵庭ふるさと公園:恵庭市)
37 土器づくりを通じて縄文文化を学ぶ(三ツ池公園:川崎市)
36 公園を地域住民の手で心地よい場所に変えていく(熊野公園:東村山市)
35 次世代のために故郷の自然環境を守り、伝えていく(亀山里山公園「みちくさ」:亀山市)
34 公園は楽しい学びの場!「サバイバルピクニック」、「地域住民による公園づくり」(都立野川公園:東京都)
33 外遊びの楽しさを伝えていく(柏崎・夢の森公園:柏崎市)
32 筑豊の自然を楽しむ会(健康の森公園 他:飯塚市)
31 自然を愛する仲間との森づくりボランティア(びわこ地球市民の森:守山市)
30 野外人形劇で、公園に広がった笑い声(水前寺江津湖公園:熊本市)
29 公園での新たな遊び「珍樹探し」(国営昭和記念公園:立川市)
28 子供たちの居場所で、寄り添い、見守り続ける(柳島公園:富士市)
27 市民とともに育て続ける公園を目指して(安満遺跡公園:高槻市)
26 砂場から広がった子供たちの笑顔(福島市内 他:福島市)
25 造園業者と子供たちがつくる 公園でのコミュニティ(京坪川河川公園(オレンジパーク):舟橋村)
24 子供と子育て世代の目線で再生されたゴーカートのある公園(桂公園:十日町市)
23 市民による、市民のための花火大会(伊勢原市総合運動公園:伊勢原市)
22 かかしで地域を活性化 海外も注目する山里(かかしの里:三好市)
21 市民の手によって「つくり続ける公園」(みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園):神戸市)
20 下町に残る、手つかずの自然を守り、育てる(尾久の原公園:荒川区)
19 絵本、ケルナー広場を通して、子供たちの成長を見守る(ケルナー広場:高崎市)
18 生かされていることを実感 自然と一体になれるサップヨガ(国営木曽三川公園ワイルドネイチャープラザ:稲沢市)
17 震災後、市民の手によって再生された西公園(西公園:仙台市)
16 住民の心をつないだ3万個のキャンドル(大栗川公園:八王子市)
15 市民がつくり、見守る広場(朝霞の森:朝霞市)
14 満月BARで公園の非日常を楽しむ(西川緑道公園:北区)
13 わらアートで、地域に笑顔と一体感を(上堰潟公園:西蒲区)
12 再生物語を支えるボランティア組織「MEG」(七ツ洞公園:水戸市)
11 公園が図書館に変わる「敷島。本の森」(敷島公園:前橋市)
10 公園に地域の人が集う「はじっこまつり」(和田公園:杉並区和田)
09 トンボの魅力を子供たちに伝える(西岡公園:札幌市)
08 「朝市」で公園がコミュニケーションの場に(茅ヶ崎公園野球場:茅ヶ崎市)
07 「スポーツ鬼ごっこ」を通じて 子供たちの居場所づくりを実現(しらかた広場:松江市)
06 高齢者、障がい者に公園案内 ボランティア側も癒される(大泉緑地:堺市)
05 仲間と共に成長してきたみはまプレーパーク(みはまプレーパーク:千葉市)
04 地域で子供たちを育成・指導 地元の公園でイルミネーション作り(宇部市ときわ公園:宇部市)
03 公園がアートな空間に生まれ変わる日 あそびの重要性を考える「アートパーク」(松戸中央公園:松戸市)
02 子供たちにワークショップで地域貢献 公園での活動は発見の連続(松戸中央公園:松戸市)
01 自然環境は、利用しながら保全する(国営ひたち海浜公園:ひたちなか市)


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