公園文化ロゴ
公園文化ロゴ
達人パンくず
公園文化を語る 公園の達人 公園管理運営「チャレンジ!」しました 公園とSDGs 生きもの小話 みどり花コラム アートコラム 花みどり検定 公園の本棚 世界の公園 たまて箱 公園”Q&A /
公園の達人 ロゴ

指定管理者で変わった敷島公園

敷島公園は、南北で行政の管理が分かれています。「敷島。本の森」イベントを開催する松林やばら園、ボート池などがある北側は前橋市の管理。南側に位置する野球場や陸上競技場など運動公園は群馬県が管理していましたが、*指定管理者制度が導入され、県が管理する南側(県立敷島公園)は、平成24年度から、指定管理者「敷島パークマネジメントJV(代表企業オリエンタル群馬)」(以下、敷島PMJV)が管理しています。

敷島PMJVの出現によって、私の活動は劇的に変化しました。最も大きな点は、管理・運営する人の「顔が見える」ということ。そして共に行動してもらえることです。ともに汗を流すコミュニケーションは大事です。敷島PMJVは県立敷島公園の指定管理者ですが、公園の北側を管理する前橋市と協力して「敷島。本の森」イベントを開催しているため、イベントがスムーズに運ぶよう、アシストしてくれます。敷島PMJV側から私達市民と協力して公園を運営していくための相談や提案を受けたこともありました。

2015年の夏、野球場や競技場で「しきしまナイトスクリーン」と題して野外上映会を実施しました。敷島PMJVがうまく調整役となってくれたおかげで実現したイベントです。野球場での映画上映は、地域の方々に対して、新たな公園利用の提案ができたと思っています。敷島PMJVとは「敷島公園と地域の活性化」という同じ目標がありますので、お互い力を出し合って、公園を中心とした街づくりに取り組んでいきたいと思っています。

指定管理者制度によって公園だけではなく、地域全体の活性化につながるような新しい試みが実現しているので、現在の敷島PMJVには最低10年は指定管理者として管理・運営していただきたいところです。担当者が変わる可能性もありますが、実践してきた志と経験は引き継がれると期待しています。
公園を活性化するには、行政と指定管理者そしてわれわれ民間の3者それぞれが協力しあうことが重要だと感じています。


*指定管理者制度:公共団体等に限られていた公の施設の管理主体を、民間事業者やNPO法人にも開放する制度。民間事業者の活力を活用した住民サービスの向上、施設管理における費用対効果の向上を目指すもの。地方自治法が一部改正(2003(平成15)年)され、制度化された。

区切り線
過去記事一覧
45 手ごわい放置竹林から広がる可能性と人のつながり
44 公園で行う表現活動は「誰かを力づけている」(せりがや冒険遊び場:東京都町田市)
43 市民団体の力で「やりたいこと」を実現(あぐりの丘:長崎県長崎市)
42 自然の中での主体的な遊びが、学びと成長につながる(山田緑地:福岡県北九州市)
41 次世代に、そして子供たちへ、遊び場づくりのバトンをつなげたい(徳島県阿波市阿波町)
40 3公園でキャンプ まちづくりとして活用(小山総合公園、生井桜づつみ公園、城山公園:栃木県小山市)
39 科学を通じて地域の人々と研究者をつなげる(千葉県柏市)
38 北海道の公園で「やってみたい!」を実現(恵庭ふるさと公園:恵庭市)
37 土器づくりを通じて縄文文化を学ぶ(三ツ池公園:川崎市)
36 公園を地域住民の手で心地よい場所に変えていく(熊野公園:東村山市)
35 次世代のために故郷の自然環境を守り、伝えていく(亀山里山公園「みちくさ」:亀山市)
34 公園は楽しい学びの場!「サバイバルピクニック」、「地域住民による公園づくり」(都立野川公園:東京都)
33 外遊びの楽しさを伝えていく(柏崎・夢の森公園:柏崎市)
32 筑豊の自然を楽しむ会(健康の森公園 他:飯塚市)
31 自然を愛する仲間との森づくりボランティア(びわこ地球市民の森:守山市)
30 野外人形劇で、公園に広がった笑い声(水前寺江津湖公園:熊本市)
29 公園での新たな遊び「珍樹探し」(国営昭和記念公園:立川市)
28 子供たちの居場所で、寄り添い、見守り続ける(柳島公園:富士市)
27 市民とともに育て続ける公園を目指して(安満遺跡公園:高槻市)
26 砂場から広がった子供たちの笑顔(福島市内 他:福島市)
25 造園業者と子供たちがつくる 公園でのコミュニティ(京坪川河川公園(オレンジパーク):舟橋村)
24 子供と子育て世代の目線で再生されたゴーカートのある公園(桂公園:十日町市)
23 市民による、市民のための花火大会(伊勢原市総合運動公園:伊勢原市)
22 かかしで地域を活性化 海外も注目する山里(かかしの里:三好市)
21 市民の手によって「つくり続ける公園」(みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園):神戸市)
20 下町に残る、手つかずの自然を守り、育てる(尾久の原公園:荒川区)
19 絵本、ケルナー広場を通して、子供たちの成長を見守る(ケルナー広場:高崎市)
18 生かされていることを実感 自然と一体になれるサップヨガ(国営木曽三川公園ワイルドネイチャープラザ:稲沢市)
17 震災後、市民の手によって再生された西公園(西公園:仙台市)
16 住民の心をつないだ3万個のキャンドル(大栗川公園:八王子市)
15 市民がつくり、見守る広場(朝霞の森:朝霞市)
14 満月BARで公園の非日常を楽しむ(西川緑道公園:北区)
13 わらアートで、地域に笑顔と一体感を(上堰潟公園:西蒲区)
12 再生物語を支えるボランティア組織「MEG」(七ツ洞公園:水戸市)
11 公園が図書館に変わる「敷島。本の森」(敷島公園:前橋市)
10 公園に地域の人が集う「はじっこまつり」(和田公園:杉並区和田)
09 トンボの魅力を子供たちに伝える(西岡公園:札幌市)
08 「朝市」で公園がコミュニケーションの場に(茅ヶ崎公園野球場:茅ヶ崎市)
07 「スポーツ鬼ごっこ」を通じて 子供たちの居場所づくりを実現(しらかた広場:松江市)
06 高齢者、障がい者に公園案内 ボランティア側も癒される(大泉緑地:堺市)
05 仲間と共に成長してきたみはまプレーパーク(みはまプレーパーク:千葉市)
04 地域で子供たちを育成・指導 地元の公園でイルミネーション作り(宇部市ときわ公園:宇部市)
03 公園がアートな空間に生まれ変わる日 あそびの重要性を考える「アートパーク」(松戸中央公園:松戸市)
02 子供たちにワークショップで地域貢献 公園での活動は発見の連続(松戸中央公園:松戸市)
01 自然環境は、利用しながら保全する(国営ひたち海浜公園:ひたちなか市)


TOPに戻る

公園文化ロゴ2