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薄暗く、危険だった熊野公園

私は結婚を機に東村山市に住んでいます。現在は公園近くの自宅のリビングを開放して、ランチタイムにベジタリアンメニューを予約制で提供する「くまの食堂」を開きながら、熊野公園のボランティア活動をしています。

長女が生まれて、よくお散歩に行ったのが熊野公園でした。その頃は遊びに来る親子も多く、ママ友もこの公園でつくりました。砂場でプリンをつくったり、おひざに乗せてぶらんこでゆれたり、木陰でお弁当を食べたり毎日のようにここで遊びました。その後長男が生まれて少したったころに、縁あって熊野公園のすぐそばに住まいを移しました。

 

熊野公園は1965(昭和40)年に開園。公園として整備される前は雑木林と湿地の広がる熊野神社の鎮守の森でした。面積は8,464㎡、西武新宿線の東村山駅と所沢駅のほぼ真ん中に位置し、線路に沿って南北に長いので、子供たちが大好きな電車がすぐそばで見られます。シラカシ、クヌギ、コナラなどの大きな樹木が目立ち、2カ所ある池にはアズマヒキガエルやギンヤンマなどの生き物が観察できます。武蔵野の面影が残り、自然が豊かな公園です。

しかし自然の多い公園の維持管理はとても難しく、市の管理だけでは限界がありました。木の成長とともに公園はうっそうとし、雑草が深く生い茂り、利用者の足を遠ざけました。また社会的にも子育て広場などの屋内施設が充実し、ゲームで室内遊びをする小学生が増えたこともあり、子供たちは公園で遊ばなくなりました。

人のいない公園は、ゴミの放置、不審者目撃などが増え徐々に荒れていきます。私も子供が大きくなると公園に行くことも減っていきましたが、いつの間にか熊野公園は、小学校に配布されるハザードマップに“危険な場所”と示されるようになっていました。

 

そのような状態になった熊野公園を近隣の方々もが悩んでいたようです。より良いまちづくりのための活動に取り組む「NPO法人アーバンデザイン東村山会議(以下、「アーバン」という)」(東村山市)に相談をする方がいて、アーバンが活動の一環として熊野公園の実態調査に乗り出しました。

調査を終えた「アーバン」は、2011年7月~10月にかけて「熊野公園再生プロジェクト」を開催。ワークショップ(全4回)では、参加者で公園で遊んだり、流しそうめんをしたり、市内の他の公園を巡って比較するなどして楽しみながら熊野公園の改善点を探りました。3回目のワークショップでは「とにかく自分たちの手で、できることをやってみよう!」をテーマに、みんなで壁の塗装、草刈りや剪定などの整備を行いました。最後に全体を振り返り、熊野公園の使い方や改善点、今後の在り方などについて話し合い、アーバンデザインが提言書をまとめ市に提出しました。

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過去記事一覧
36 公園を地域住民の手で心地よい場所に変えていく
35 次世代のために故郷の自然環境を守り、伝えていく
34 公園は楽しい学びの場!「サバイバルピクニック」、「地域住民による公園づくり」
33 外遊びの楽しさを伝えていく
32 筑豊の自然を楽しむ会
31 自然を愛する仲間との森づくりボランティア
30 野外人形劇で、公園に広がった笑い声
29 公園での新たな遊び「珍樹探し」
28 子供たちの居場所で、寄り添い、見守り続ける
27 市民とともに育て続ける公園を目指して
26 砂場から広がった子供たちの笑顔
25 造園業者と子供たちがつくる 公園でのコミュニティ
24 子供と子育て世代の目線で再生されたゴーカートのある公園
23 市民による、市民のための花火大会
22 かかしで地域を活性化 海外も注目する山里
21 市民の手によって「つくり続ける公園」
20 下町に残る、手つかずの自然を守り、育てる
19 絵本、ケルナー広場を通して、子供たちの成長を見守る
18 生かされていることを実感 自然と一体になれるサップヨガ
17 震災後、市民の手によって再生された西公園
16 住民の心をつないだ3万個のキャンドル
15 市民がつくり、見守る広場
14 満月BARで公園の非日常を楽しむ
13 わらアートで、地域に笑顔と一体感を
12 再生物語を支えるボランティア組織「MEG」
11 公園が図書館に変わる「敷島。本の森」
10 公園に地域の人が集う「はじっこまつり」
09 トンボの魅力を子供たちに伝える
08 「朝市」で公園がコミュニケーションの場に
07 「スポーツ鬼ごっこ」を通じて 子供たちの居場所づくりを実現
06 高齢者、障がい者に公園案内 ボランティア側も癒される
05 仲間と共に成長してきたみはまプレーパーク
04 地域で子供たちを育成・指導 地元の公園でイルミネーション作り
03 公園がアートな空間に生まれ変わる日 あそびの重要性を考える「アートパーク」
02 子供たちにワークショップで地域貢献 公園での活動は発見の連続
01 自然環境は、利用しながら保全する


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