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公園再生を望む多くのお母さんたち

桂公園には明確な管理人がいなくなり、メンテナンスが進まない状況の中で、いつの間にか子供たちの姿が減り、雑草は伸び放題となり、すっかり寂れてしまいました。特に建物の老朽化が深刻な状況でした。

十日町市は日本有数の豪雪地です。冬期は遊具が雪で埋まると押しつぶされてしまうため、遊具全体に雪囲いをするか、支柱から本体を外して格納する必要があります。その格納と日除け雨除けを兼ねた管理棟が倒壊寸前の状態に陥っていました。

そんなある日、公園を散歩中に小さな男の子を連れたお母さんから「もう、ゴーカートは無くなったのですか?」と話しかけられました。そのお母さんは子供時代に両親と遊びに来てゴーカートに乗せてもらった思い出があり、今度は自分の子供をゴーカートに乗せてあげたいと、二十数年ぶりに桂公園を訪れたということでした。同様な事が過去にもあったことから、私は以前のように大勢の子供たちが遊びに来る、活気に満ちた桂公園を取り戻すことはできないものかと、少しずつ考えるようになりました。

少子高齢化や人口減、若者の都会流出といった問題は、地方が抱える特に深刻な問題です。私の住む十日町市も人口は年々減少しています(平成30年3月末現在で約5万4000人)。そもそも子供が減っていく中、子供向けの公園は本当に必要なのか?市内に住む子育て世代が桂公園についてどう思っているのか?必要としていなければ再生する意味がありません。

そこで、子育て世代を対象に「桂公園についての調査」を行うことにしました。桂公園の周囲にある幼稚園・保育園にお願いしてアンケートを実施すると、アンケートを受けたお母さんたちがSNSや口コミで拡散してくれ、おかげで約300人のアンケートが集まりました。アンケート結果の大半は、「桂公園をなくさないでほしい」「再びゴーカートに乗れるようにしてほしい」というものでした。多くのお母さんたちが桂公園の復活を望んでいることが分かったことで、自信をもって再生に向けた行動をすることが出来るようになりました。

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過去記事一覧
39 科学を通じて地域の人々と研究者をつなげる
38 北海道の公園で「やってみたい!」を実現(恵庭ふるさと公園:恵庭市)
37 土器づくりを通じて縄文文化を学ぶ(三ツ池公園:川崎市)
36 公園を地域住民の手で心地よい場所に変えていく(熊野公園:東村山市)
35 次世代のために故郷の自然環境を守り、伝えていく(亀山里山公園「みちくさ」:亀山市)
34 公園は楽しい学びの場!「サバイバルピクニック」、「地域住民による公園づくり」(都立野川公園:東京都)
33 外遊びの楽しさを伝えていく(柏崎・夢の森公園:柏崎市)
32 筑豊の自然を楽しむ会(健康の森公園 他:飯塚市)
31 自然を愛する仲間との森づくりボランティア(びわこ地球市民の森:守山市)
30 野外人形劇で、公園に広がった笑い声(水前寺江津湖公園:熊本市)
29 公園での新たな遊び「珍樹探し」(国営昭和記念公園:立川市)
28 子供たちの居場所で、寄り添い、見守り続ける(柳島公園:富士市)
27 市民とともに育て続ける公園を目指して(安満遺跡公園:高槻市)
26 砂場から広がった子供たちの笑顔(福島市内 他:福島市)
25 造園業者と子供たちがつくる 公園でのコミュニティ(京坪川河川公園(オレンジパーク):舟橋村)
24 子供と子育て世代の目線で再生されたゴーカートのある公園(桂公園:十日町市)
23 市民による、市民のための花火大会(伊勢原市総合運動公園:伊勢原市)
22 かかしで地域を活性化 海外も注目する山里(かかしの里:三好市)
21 市民の手によって「つくり続ける公園」(みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園):神戸市)
20 下町に残る、手つかずの自然を守り、育てる(尾久の原公園:荒川区)
19 絵本、ケルナー広場を通して、子供たちの成長を見守る(ケルナー広場:高崎市)
18 生かされていることを実感 自然と一体になれるサップヨガ(国営木曽三川公園ワイルドネイチャープラザ:稲沢市)
17 震災後、市民の手によって再生された西公園(西公園:仙台市)
16 住民の心をつないだ3万個のキャンドル(大栗川公園:八王子市)
15 市民がつくり、見守る広場(朝霞の森:朝霞市)
14 満月BARで公園の非日常を楽しむ(西川緑道公園:北区)
13 わらアートで、地域に笑顔と一体感を(上堰潟公園:西蒲区)
12 再生物語を支えるボランティア組織「MEG」(七ツ洞公園:水戸市)
11 公園が図書館に変わる「敷島。本の森」(敷島公園:前橋市)
10 公園に地域の人が集う「はじっこまつり」(和田公園:杉並区和田)
09 トンボの魅力を子供たちに伝える(西岡公園:札幌市)
08 「朝市」で公園がコミュニケーションの場に(茅ヶ崎公園野球場:茅ヶ崎市)
07 「スポーツ鬼ごっこ」を通じて 子供たちの居場所づくりを実現(しらかた広場:松江市)
06 高齢者、障がい者に公園案内 ボランティア側も癒される(大泉緑地:堺市)
05 仲間と共に成長してきたみはまプレーパーク(みはまプレーパーク:千葉市)
04 地域で子供たちを育成・指導 地元の公園でイルミネーション作り(宇部市ときわ公園:宇部市)
03 公園がアートな空間に生まれ変わる日 あそびの重要性を考える「アートパーク」(松戸中央公園:松戸市)
02 子供たちにワークショップで地域貢献 公園での活動は発見の連続(松戸中央公園:松戸市)
01 自然環境は、利用しながら保全する(国営ひたち海浜公園:ひたちなか市)


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