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住民有志による「熊野公園ボランティアの会」が再生を引き継ぐ

「再生プロジェクト」には私も参加していましたが、話し合いの中で今後も市民が公園の維持管理の活動を継続することを求める意見が出されました。私はワークショップで知り合った原健一郎さんと2人で、ボランティア活動をはじめることに決め、仲間を募りつつも、とりあえず2人で2011(平成23)年10月「熊野公園ボランティアの会」を発足し、熊野公園の再生を引き継ぎました。

 

市には、登録すれば個々人で公園整備ができる「公園ボランティア」の制度がありますが、「熊野公園ボランティアの会」(以下、「ボラの会」という)は、さらに一歩踏み込んで市と協働事業の協定書を交わしました。市と「ボラの会」との役割分担を明文化し、熊野公園の整備活動や公園の自然を生かしたイベント活動など独自での活動を一任されています。

2人からスタートした「ボラの会」の会員も今は約30人の仲間がいます。年齢層は幼児から高齢者まで多世代に渡ります。実際に公園を利用する子供たちの目線も必要だと考え、「子ども実行委員会」として、子供たちもイベントづくりに参加しています。

私は会の代表として市や他機関との交渉、企業・団体の助成金に応募して、活動資金を得ることなどを担当しています。副代表を務める原さんは、本職のイラストレーターの技術をフル活用して、「熊野公園」に関する広報・宣伝ツールのデザイン・制作を担当しています。原さんは久米川町出身です。子供時代から熊野公園を知っているだけに公園の再生には熱意をもって取り組んでくれています。これまでイベントのチラシをはじめ公園のパンフレット、熊野公園のキャラクターの「ドングマ」などを作成。また後述する「水鉄砲大合戦」で使用するのぼり旗や兜の作成も手掛けています。

2016年からは、久米川東小学校2年生の課外授業「まち探検」が熊野公園で実施され、課外授業では「花壇の手入れ」と「いきもの講座」が行われ、「花壇の手入れ」では「ボラの会」が植え付けのサポート等を、「いきもの講座」では原さんが講師を務め、熊野公園に生息する動植物の話をしています。子供の頃から生き物が好きだった原さんは、市内で活動する自然保護団体「北川かっぱの会」にも参加して、生き物の観察や外来種駆除活動を行っています。

毎月第4火曜日の午前中に草刈りや低木の剪定、花壇づくりなどの軽作業を行っています。一番大切なのはこの毎月の整備活動だと思っています。平日昼間なこともあり、会の年配者が中心です。「ボラの会」のポリシーは「公園は地域の財産」で、地域住民、公園利用者みんなで熊野公園を大切に使い、守ることが大切だと考えています。そのことに賛同し手伝ってくださっている方々が「ボラの会」の会員として活動してくれていますが、これだけでは自然豊かな公園を守り切れない、もっと多くの人に熊野公園に愛着を感じ協力してほしいと思い、子供も大人も夢中になって楽しめる整備活動を兼ねたイベントを開催するようになりました。現在の「ボラの会」のメンバーの半数はこのイベント活動をきっかけに入会しました。

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過去記事一覧
36 公園を地域住民の手で心地よい場所に変えていく
35 次世代のために故郷の自然環境を守り、伝えていく
34 公園は楽しい学びの場!「サバイバルピクニック」、「地域住民による公園づくり」
33 外遊びの楽しさを伝えていく
32 筑豊の自然を楽しむ会
31 自然を愛する仲間との森づくりボランティア
30 野外人形劇で、公園に広がった笑い声
29 公園での新たな遊び「珍樹探し」
28 子供たちの居場所で、寄り添い、見守り続ける
27 市民とともに育て続ける公園を目指して
26 砂場から広がった子供たちの笑顔
25 造園業者と子供たちがつくる 公園でのコミュニティ
24 子供と子育て世代の目線で再生されたゴーカートのある公園
23 市民による、市民のための花火大会
22 かかしで地域を活性化 海外も注目する山里
21 市民の手によって「つくり続ける公園」
20 下町に残る、手つかずの自然を守り、育てる
19 絵本、ケルナー広場を通して、子供たちの成長を見守る
18 生かされていることを実感 自然と一体になれるサップヨガ
17 震災後、市民の手によって再生された西公園
16 住民の心をつないだ3万個のキャンドル
15 市民がつくり、見守る広場
14 満月BARで公園の非日常を楽しむ
13 わらアートで、地域に笑顔と一体感を
12 再生物語を支えるボランティア組織「MEG」
11 公園が図書館に変わる「敷島。本の森」
10 公園に地域の人が集う「はじっこまつり」
09 トンボの魅力を子供たちに伝える
08 「朝市」で公園がコミュニケーションの場に
07 「スポーツ鬼ごっこ」を通じて 子供たちの居場所づくりを実現
06 高齢者、障がい者に公園案内 ボランティア側も癒される
05 仲間と共に成長してきたみはまプレーパーク
04 地域で子供たちを育成・指導 地元の公園でイルミネーション作り
03 公園がアートな空間に生まれ変わる日 あそびの重要性を考える「アートパーク」
02 子供たちにワークショップで地域貢献 公園での活動は発見の連続
01 自然環境は、利用しながら保全する


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