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粘土づくりから野焼きまでを体験

私と妻が参加した2018年度のワークショップは、初回(4月)の「粘土づくり」から12月の「土器の焼成」(野焼き)まで9カ月の工程で制作が行われ、翌年1月に作品の展示、講演会(1月)で終了する全6回(日曜日)のプログラムです。約20人の参加者の多くが高齢者を中心としたリピーターでした。

 

1回目は金子先生から「縄文時代の生活と三ツ池公園周辺の粘土と下末吉層」のお話と、公園周辺の下末吉の粘土を使った粘土づくりです。粘土は、あらかじめ土地の管理者や所有者から許可をいただき、採取しています。採取した土は一人当たり約1㎏配り、それを各々、少しずつふるいに入れ、小石や小枝などを取り除き、砂粒くらいの状態にして水を加え、粘土状になるようにしっかり練り上げます。陶芸経験者の妻が、菊練りの要領で土練りをしていました。粘土の質を決めるのはこの最初の「練り」が決め手になるそうです。粘土は自宅に持ち帰り、“練って、寝かせる”作業を4~5回繰り返します。

 

家族での参加も。縄文時代の土器にこだわらず、
好きな形を作る

 

半年後の2回目(10月)は、熟成された粘土を使って土器を成形します。何を作るかは本人の自由です。火焔型土器や土偶など、参加者はそれぞれ思い思いの型を作成します。

 

3回目はスーパーのレジ袋を使っての「土器磨き」。丹念に土器の表面を磨くのですが、目が詰まりツルツルに磨かれて驚きました。

4回目(12月)はいよいよ野焼きです。園内の一画にある専用の地面に、耐火レンガを敷き詰め、間伐材を使って野焼きをします。ひびが入らないよう、金子先生やベテラン会員らが常に火の調節をして、参加者全員の作品を焼き上げます。

年明けの5回目(1月)は、パークセンター内で土器の展示会を開催(約2週間)します。

6回目(1月)は、金子先生の講演会「三ツ池公園と縄文人の暮らし」を開催して終了です。9カ月の工程で縄文土器を焼き上げた後に講演を聞くことで、改めて縄文に対する興味が広がりました。

 

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過去記事一覧
39 科学を通じて地域の人々と研究者をつなげる
38 北海道の公園で「やってみたい!」を実現(恵庭ふるさと公園:恵庭市)
37 土器づくりを通じて縄文文化を学ぶ(三ツ池公園:川崎市)
36 公園を地域住民の手で心地よい場所に変えていく(熊野公園:東村山市)
35 次世代のために故郷の自然環境を守り、伝えていく(亀山里山公園「みちくさ」:亀山市)
34 公園は楽しい学びの場!「サバイバルピクニック」、「地域住民による公園づくり」(都立野川公園:東京都)
33 外遊びの楽しさを伝えていく(柏崎・夢の森公園:柏崎市)
32 筑豊の自然を楽しむ会(健康の森公園 他:飯塚市)
31 自然を愛する仲間との森づくりボランティア(びわこ地球市民の森:守山市)
30 野外人形劇で、公園に広がった笑い声(水前寺江津湖公園:熊本市)
29 公園での新たな遊び「珍樹探し」(国営昭和記念公園:立川市)
28 子供たちの居場所で、寄り添い、見守り続ける(柳島公園:富士市)
27 市民とともに育て続ける公園を目指して(安満遺跡公園:高槻市)
26 砂場から広がった子供たちの笑顔(福島市内 他:福島市)
25 造園業者と子供たちがつくる 公園でのコミュニティ(京坪川河川公園(オレンジパーク):舟橋村)
24 子供と子育て世代の目線で再生されたゴーカートのある公園(桂公園:十日町市)
23 市民による、市民のための花火大会(伊勢原市総合運動公園:伊勢原市)
22 かかしで地域を活性化 海外も注目する山里(かかしの里:三好市)
21 市民の手によって「つくり続ける公園」(みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園):神戸市)
20 下町に残る、手つかずの自然を守り、育てる(尾久の原公園:荒川区)
19 絵本、ケルナー広場を通して、子供たちの成長を見守る(ケルナー広場:高崎市)
18 生かされていることを実感 自然と一体になれるサップヨガ(国営木曽三川公園ワイルドネイチャープラザ:稲沢市)
17 震災後、市民の手によって再生された西公園(西公園:仙台市)
16 住民の心をつないだ3万個のキャンドル(大栗川公園:八王子市)
15 市民がつくり、見守る広場(朝霞の森:朝霞市)
14 満月BARで公園の非日常を楽しむ(西川緑道公園:北区)
13 わらアートで、地域に笑顔と一体感を(上堰潟公園:西蒲区)
12 再生物語を支えるボランティア組織「MEG」(七ツ洞公園:水戸市)
11 公園が図書館に変わる「敷島。本の森」(敷島公園:前橋市)
10 公園に地域の人が集う「はじっこまつり」(和田公園:杉並区和田)
09 トンボの魅力を子供たちに伝える(西岡公園:札幌市)
08 「朝市」で公園がコミュニケーションの場に(茅ヶ崎公園野球場:茅ヶ崎市)
07 「スポーツ鬼ごっこ」を通じて 子供たちの居場所づくりを実現(しらかた広場:松江市)
06 高齢者、障がい者に公園案内 ボランティア側も癒される(大泉緑地:堺市)
05 仲間と共に成長してきたみはまプレーパーク(みはまプレーパーク:千葉市)
04 地域で子供たちを育成・指導 地元の公園でイルミネーション作り(宇部市ときわ公園:宇部市)
03 公園がアートな空間に生まれ変わる日 あそびの重要性を考える「アートパーク」(松戸中央公園:松戸市)
02 子供たちにワークショップで地域貢献 公園での活動は発見の連続(松戸中央公園:松戸市)
01 自然環境は、利用しながら保全する(国営ひたち海浜公園:ひたちなか市)


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