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「西公園を遊ぼうプロジェクト」を立ち上げる

西公園は仙台市で唯一、青葉山を眺望でき広瀬川のせせらぎが聞こえる公園です。140年という歴史のある公園をさびれた公園のままにしておいてはいけない、改めて市民に魅力を知ってもらい活気を取り戻したいと考え、西公園の歴史や自然、文化などを市民の手で掘り起こす「西公園を遊ぼうプロジェクト」(以下、プロジェクト)を企画しました。プロジェクト名の由来は、「西公園を全部使って遊ぶ!」という意味を込めました。

プロジェクトはビーアイが事務局となり、公園周辺の住民らを中心に実行委員会を結成しました。30~70代までの市民有志約30人が集りました。ビーアイと外部の活動でつながりのある多彩なスペシャリストを講師陣に迎え、2014(平成26)年6月、プロジェクトはスタートしました。

開催日は毎月第4日曜日の午前10時から約2時間。立ち上げの年のテーマは主に私が決めてその道の達人を講師に迎えました。テーマは主に公園の歴史や自然に焦点を当て、仙台の街の成り立ち(地層)の研究や、紅葉した桜の落ち葉で染色するといった公園の資源を存分に生かした内容も盛り込みました。句会やスケッチ会などを実施するほか、冬には木の枝を組み立てて作ったオブジェにロウソクを差して約120個の火を灯す「光のページェント」を行い、子供から大人までに喜ばれました。

2年目は市の公園課と植木市協賛会の協力を得て、震災後初めて作られた花壇に花の苗を植え、広瀬川沿いのフェンスの外のササ刈りや樹木の剪定を行いました。不要な枝や伸び放題の雑草を刈り、ようやく西公園がさっぱり、すっきりとしてきました。

9月には「西公園あったかマルシェ」を行い、5000人の集客がありました。買い物難民だった周辺地域の方々にとても喜ばれました。

12月に実施した「よばなし西公園」では、1928(昭和3)年に開催された「東北産業博覧会」について、商工会議所が保管する絵図を中心に講師が解説。約50日間で166万人の人が訪れ、広瀬川をはさんで対岸まで空中ケーブルがかけられたことや、ウォーターシュートがあったことなどに参加者の誰もが驚いていました。
また、西公園は隠れた「夕日スポット」でもあります。このことがあまり市民に知られていないことから「100万人の夕日を眺める会」を企画。すると50人ほどが集まり、お茶やコーヒーを飲んだり、ハンモックに揺られながら、沈む夕日を自由に楽しんでもらいました。以後、カメラや三脚を手に、夕日を撮影する市民が増えたように感じます。

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過去記事一覧
39 科学を通じて地域の人々と研究者をつなげる
38 北海道の公園で「やってみたい!」を実現(恵庭ふるさと公園:恵庭市)
37 土器づくりを通じて縄文文化を学ぶ(三ツ池公園:川崎市)
36 公園を地域住民の手で心地よい場所に変えていく(熊野公園:東村山市)
35 次世代のために故郷の自然環境を守り、伝えていく(亀山里山公園「みちくさ」:亀山市)
34 公園は楽しい学びの場!「サバイバルピクニック」、「地域住民による公園づくり」(都立野川公園:東京都)
33 外遊びの楽しさを伝えていく(柏崎・夢の森公園:柏崎市)
32 筑豊の自然を楽しむ会(健康の森公園 他:飯塚市)
31 自然を愛する仲間との森づくりボランティア(びわこ地球市民の森:守山市)
30 野外人形劇で、公園に広がった笑い声(水前寺江津湖公園:熊本市)
29 公園での新たな遊び「珍樹探し」(国営昭和記念公園:立川市)
28 子供たちの居場所で、寄り添い、見守り続ける(柳島公園:富士市)
27 市民とともに育て続ける公園を目指して(安満遺跡公園:高槻市)
26 砂場から広がった子供たちの笑顔(福島市内 他:福島市)
25 造園業者と子供たちがつくる 公園でのコミュニティ(京坪川河川公園(オレンジパーク):舟橋村)
24 子供と子育て世代の目線で再生されたゴーカートのある公園(桂公園:十日町市)
23 市民による、市民のための花火大会(伊勢原市総合運動公園:伊勢原市)
22 かかしで地域を活性化 海外も注目する山里(かかしの里:三好市)
21 市民の手によって「つくり続ける公園」(みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園):神戸市)
20 下町に残る、手つかずの自然を守り、育てる(尾久の原公園:荒川区)
19 絵本、ケルナー広場を通して、子供たちの成長を見守る(ケルナー広場:高崎市)
18 生かされていることを実感 自然と一体になれるサップヨガ(国営木曽三川公園ワイルドネイチャープラザ:稲沢市)
17 震災後、市民の手によって再生された西公園(西公園:仙台市)
16 住民の心をつないだ3万個のキャンドル(大栗川公園:八王子市)
15 市民がつくり、見守る広場(朝霞の森:朝霞市)
14 満月BARで公園の非日常を楽しむ(西川緑道公園:北区)
13 わらアートで、地域に笑顔と一体感を(上堰潟公園:西蒲区)
12 再生物語を支えるボランティア組織「MEG」(七ツ洞公園:水戸市)
11 公園が図書館に変わる「敷島。本の森」(敷島公園:前橋市)
10 公園に地域の人が集う「はじっこまつり」(和田公園:杉並区和田)
09 トンボの魅力を子供たちに伝える(西岡公園:札幌市)
08 「朝市」で公園がコミュニケーションの場に(茅ヶ崎公園野球場:茅ヶ崎市)
07 「スポーツ鬼ごっこ」を通じて 子供たちの居場所づくりを実現(しらかた広場:松江市)
06 高齢者、障がい者に公園案内 ボランティア側も癒される(大泉緑地:堺市)
05 仲間と共に成長してきたみはまプレーパーク(みはまプレーパーク:千葉市)
04 地域で子供たちを育成・指導 地元の公園でイルミネーション作り(宇部市ときわ公園:宇部市)
03 公園がアートな空間に生まれ変わる日 あそびの重要性を考える「アートパーク」(松戸中央公園:松戸市)
02 子供たちにワークショップで地域貢献 公園での活動は発見の連続(松戸中央公園:松戸市)
01 自然環境は、利用しながら保全する(国営ひたち海浜公園:ひたちなか市)


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