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大名庭園から植木屋まで、江戸の庭園文化がわかる一冊
江戸の庭園 将軍から庶民まで
江戸の庭園 将軍から庶民まで
著者:
飛田 範夫
出版社:
京都大学学術出版会
発行年:
2009年 価格:1,800円(税別)
カテゴリ:
庭園、一般向け

日比谷公園内にある緑の専門図書館「みどりの図書館東京グリーンアーカイブス」より本の紹介をいただきました。みどりの図書館東京グリーンアーカイブスでは、四半期ごとに発行するアーカイブス通信でも緑に関する本を紹介していますので、そちらも是非、ご覧ください(https://www.tokyo-park.or.jp/college/archives/)。

 

将軍の庭から庶民の庭まで、様々な庭園の特徴が書かれ、江戸の庭園文化の歴史・魅力がわかる一冊となっています。かつて江戸には大名屋敷が数多くあり、その敷地には庭園がつくられました。それらは、散策しながら風景を楽しむ回遊式庭園や、海岸付近の海水を利用した潮入の庭など、広大な面積を活用しつくられた大庭園でした。回遊式庭園の六義園や小石川後楽園、潮入の庭の浜離宮恩賜庭園は今も残っており、その広大さを実感することができます。本書は、これらの大名庭園のほかに、町人や農民の庭園や江戸の庭園づくりに欠かせない植木屋の仕事を解説。また江戸に庭園が増えた理由も説明します。

 

また、日比谷公園内緑と水の市民カレッジで2018年10月31日(水)まで開催している「東京の文化財庭園の展示」では、江戸~明治・大正期の庭園を紹介しています(https://www.tokyo-park.or.jp/college/green/index.html)。

 

京都大学学術出版会の紹介ページ:

http://kyoto-up.or.jp/books/9784876988440.html

 

2018年9月掲載

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