シドニー王立植物園には、オーストラリア原産の植物を集めたロックガーデンやシダ園、多肉植物ガーデン、ローズガーデンなどテーマごとに分かれたエリアがあり、さまざまな植物を楽しむことができます。また、オーストラリアに生息する鳥類やトカゲ、ウナギなどの動物にも出会うことができます。園内には広い芝生やレストラン、カフェもあり、ピクニックや散策など公園的な利用もされています。さらに、オペラハウスやハーバーブリッジが一望できるスポットがあるのも、この植物園の大きな魅力です。

2016年にオープンした多目的施設「ザ・カリックス」の屋内には南半球最大級の壁面緑化の展示があり、会議やイベント、ウェディングの会場としても利用されています。また、園内のその他の屋内施設や芝生エリア、ローズガーデンなども、イベントやウェディングなどのレンタル会場として利用することが可能です。

園内の植物販売所では、園内のオーストラリア原産や希少な植物など他ではなかなか入手できない植物が販売されており、育て方のアドバイスも受けられます。これらの植物は、植物園の支援を目的とする非営利団体「ファウンデーション・アンド・フレンズ・ボタニック・ガーデンズ」のボランティアが植物園スタッフ指導のもとで繁殖しています。

 
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（2025年7月掲載）