公園文化ロゴ
公園文化ロゴ
世界の公園パンくず
公園文化を語る 公園の達人 公園管理運営「チャレンジ!」しました 公園とSDGs 生きもの小話 みどり花コラム アートコラム 花みどり検定 公園の本棚 世界の公園 たまて箱 公園”Q&A /
ヒドコート・マナー・ガーデン(イギリス) ヒドコート・マナー・ガーデン<br/>(Hidcote Manor Garden)

公園名: ヒドコート・マナー・ガーデン
(Hidcote Manor Garden)
所在地: イギリス グロスタシャー
(Gloucestershire)
公式URL: https://www.nationaltrust.org.uk/hidcote

この庭は、独学で造園を学んだローレンス・ジョンストンが、自身の庭として約40年かけて設計・作庭したものです。庭の中は小さな部屋のように生垣で仕切られており、外からは見ることができず、それぞれの中を覗くと、個性豊かな様々な庭を楽しむことができます。

現在は、寄付され、ナショナル・トラストによって管理・運営されています。

  • 樹形を維持するために、生垣やトピアリーは約6ヶ月間、<br>2,400時間を費やして管理している

    樹形を維持するために、生垣やトピアリーは約6ヶ月間、
    2,400時間を費やして管理している

  • 様々な赤い葉や花の植物を集めたレッドボーダーガーデンも、<br>高い生垣で仕切られている

    様々な赤い葉や花の植物を集めたレッドボーダーガーデンも、
    高い生垣で仕切られている

  • 庭園内にあるカフェでは、園内で収穫された野菜や果物が使われたり、<br>販売されたりしている

    庭園内にあるカフェでは、園内で収穫された野菜や果物が使われたり、
    販売されたりしている

多品種の宿根草のガーデン、日本では余り見かけない野菜の花や実を楽しめるキッチンガーデンなどがありますが、一番の見所はイチイの生垣やトピアリーです。ガイドツアーに参加すると見せていただける古い写真と、今の庭の様子はほとんど変わらず、約100年前から変わらない姿(形や大きさ)で生垣が管理されていることには驚かされます。

ローレンスが世界中から収集した植物も多く、多品種の植物が植えられていますが、樹名板はあまり見かけません。これはこの庭が個人で楽しむ庭として設計されたもので、植物園ではないという彼の考えが今も受け継がれているためです。パンフレットには「植物の名前が知りたい時は、気軽にスタッフに声をかけてください。」と書かれてあります。

庭園内でガーデナーやボランティアを見つけたら、話しかけてみてください。この庭を愛している彼らはとても親切、丁寧に質問に答えてくれますよ。

 
※公園文化WEB Facebookでも公園の写真を公開しています。
公園文化WEB Facebook:https://www.facebook.com/kouenbunka.web/   
(2020年7月掲載)
区切り線
過去記事一覧
ロングウッドガーデン(アメリカ合衆国)
フィリップ アイランド ネイチャーパークス(オーストラリア)
マーガレット・マヒー・プレイグラウンド(ニュージーランド)
ブッチャートガーデン(カナダ)
カイヴォプイスト公園(フィンランド)
森の墓地(スウェーデン)
フログネル公園(ノルウェー)
海淀公園(中国)
ストウヘッド(イギリス)
ポートランド日本庭園(アメリカ)
ヒドコート・マナー・ガーデン(イギリス)
ミッチェルパーク(北アメリカ)
メルボルン王立植物園(オーストラリア)
ビシャン・アンモキオパーク(シンガポール)
ヴェルサイユ大庭園(フランス)
ザリャジエ公園(ロシア連邦)
ゴールデン・ゲート・パーク(アメリカ合衆国)
スカンセン(スウェーデン)
ソウル路7017(韓国)
カーキークパーク(アメリカ合衆国)
ヤラベンドパーク(オーストラリア)
エングリッシャーガルテン(ドイツ)
シウタデリャ公園(スペイン)
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(シンガポール)
コルドアリア庭園(ポルトガル)
ミレニアムパーク(アメリカ合衆国)
カネンフェルドパーク(スイス)
アルバートパーク(オーストラリア)
ハイドパーク(イギリス)
ベンジャシリ公園(タイ)
セントラルパーク(アメリカ合衆国)
イースト・コースト・パーク(シンガポール)
シャン・ド・マース(フランス)
韓国民俗村(大韓民国)
スタンレーパーク(カナダ)
キューケンホフ公園(オランダ)


TOPに戻る

公園文化ロゴ2