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6.過剰な整備は公園文化を楽しむ機会を奪う。


標識看板の整備はできるだけ最小限度に

アメリカの国立公園の施設整備の考え方の一つにRustic (田舎の、質素な) スタイルという概念があります。

それはあるがままに壊さない、作らない、つくるなら自然と調和のとれた素材、デザインを用いて整備をするという方法です。

公園の施設整備は必要最小限度にして、できるだけ自然、風景、文化、歴史といった公園の素材を損なわない形でという考え方です。

安全性にかかわる情報についてはしっかりと標識等で示すことが大切ですが、その他の情報については、標識よりも公園職員やインタープリターによる情報提供が大切です。

したがって、本来は標識の多言語整備を行うより、公園職員の語学訓練の方を最初にやるべきことなのです。

 

また、公園の職員の語学力が不足していても、片言の英語やジェスチャーで外国人ビジターを助けてあげることができれば、彼らとのコミュニケーションの機会ができ、意外な文化交流を楽しめるかもしれません。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で、公園内のたくさんの標識に誘導されるよりも、時には公園の中で迷ったり、さまよったりするハプニングもあって良いのではないでしょうか。ビジターは不安の中で「trial and error」を繰り返すうちに冒険心が湧いてきたり、遊び心が生まれたりと、最後にはハラハラドキドキの思い出深い公園体験を楽しむかもしれません。

 

標識の多言語整備も時には不親切や不十分も悪くないかもしれません。(写真10, 11)

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過去記事一覧
21 日本庭園と文様
20 インクルーシブな公園づくり
19 世田谷美術館―公園の中の美術館
18 ニュータウンの森のなかまたち
17 地域を育む公園文化~子育てと公園緑地~
16 公園標識の多言語整備について
15 環境教育:遊びから始まる本当の学び
14 青空のもとで子どもたちに本の魅力をアピール
13 関係性を構築する場として「冒険遊び場づくり」という実践
12 植物園・水族館と学ぶ地域自然の恵み
11 海外の公園と文化、そして都市
10 都市公園の新たな役割〜生物多様性の創出〜
09 日本の伝統園芸文化
08 リガーデンで庭の魅力を再発見
07 七ツ洞公園再生の仕掛け
06 ランドスケープ遺産の意義
05 公園文化を育てるのはお上に対する反骨精神?
04 公園のスピリチュアル
03 遺跡は保存、利活用、地域に還元してこそ意味をもつ  ~公園でそれを実現させたい~
02 公園市民力と雑木林
01 これからの公園と文化


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