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公園文化とは


発刊にあたって、『公園文化とは』を一言でいうと何だろうと考え、事典、辞書などを見ました。

広辞苑では「文化」の意味を「人間が学習によって社会から習得した生活の仕方の総称。衣食住をはじめ、技術,学問,芸術,道徳,宗教など物心両面にわたる生活形成の様式と内容を含む。」と言っています。この定義を借りるなら、公園文化は「人々が公園を利用しながら時間をかけて身に付けていった公園を使いこなす生活様式」ということになるかもしれません。ここでいう生活様式とは、公園がある地域に居住している人の現在の生活だけではなく、公園を取り巻く地域のこれまでに積み重ねられてきた歴史や様々な知恵なども生かしたものと考えます。そうすることで、公園が地域力の発現の場として大きな力を発揮していくことも可能でしょう。

財団事業に「公園夢プラン大賞」というものがありますが、これに応募されてきた方々は公園文化を築いている人たちなのかもしれません。


日本文化の代表的なものの一つに歌舞伎があります。松竹株式会社による歌舞伎の説明には幕府に禁止されながらも、「お上に頼らず、市井の人々が育ててきたところに大きな特徴があります。……どんな苦境も乗り越え、成長の糧にしてしまう――。興行主である座元(ざもと)や歌舞伎俳優、彼らを支えるスタッフに流れる反骨精神もまた、歌舞伎がこれまで受け継がれる上で欠かせないものでした。」とあります。(※)

公園も明治政府によって文明都市として備えられるべき施設とされ、その後も都市住民の健康、都市環境の改善、防災など様々な機能を有するものとして都市に不可欠の施設となっています。けれども、これまでは行政にお任せで、与えられたものをそのまま使うだけになりがちでした。公園文化は、公園を取り巻く人たちが地域力やアイデアを集め、一種の「反骨精神」でこれまでと違うものを追い求めていくことにより生まれるものかもしれません。

※歌舞伎公式総合サイト歌舞伎美人(かぶきびと) http://www.kabuki-bito.jp
※文中に出てくる所属、肩書等は、ご寄稿いただいた時点のものです。2015年12月掲載

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過去記事一覧
21 日本庭園と文様
20 インクルーシブな公園づくり
19 世田谷美術館―公園の中の美術館
18 ニュータウンの森のなかまたち
17 地域を育む公園文化~子育てと公園緑地~
16 公園標識の多言語整備について
15 環境教育:遊びから始まる本当の学び
14 青空のもとで子どもたちに本の魅力をアピール
13 関係性を構築する場として「冒険遊び場づくり」という実践
12 植物園・水族館と学ぶ地域自然の恵み
11 海外の公園と文化、そして都市
10 都市公園の新たな役割〜生物多様性の創出〜
09 日本の伝統園芸文化
08 リガーデンで庭の魅力を再発見
07 七ツ洞公園再生の仕掛け
06 ランドスケープ遺産の意義
05 公園文化を育てるのはお上に対する反骨精神?
04 公園のスピリチュアル
03 遺跡は保存、利活用、地域に還元してこそ意味をもつ  ~公園でそれを実現させたい~
02 公園市民力と雑木林
01 これからの公園と文化


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