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元禄時代の花の意匠の菓子

和菓子の意匠に植物を取り入れる文化は、少なくとも300年は遡ることができます。

 

写真左より、花いかた(花筏)、しら藤(白藤)、水山ふき(水山吹)、 たつた餅(龍田餅)、小しきし(小色紙)

写真左より、花いかた(花筏)、しら藤(白藤)、水山ふき(水山吹)、 たつた餅(龍田餅)、小しきし(小色紙)

 

こちらは虎屋の元禄8年(1695)の菓子見本帳(菓子のデザイン帳)で、現在の商品カタログのように使われたものです。花筏は、散った桜の花びらが川を流れていく様子を筏に見立てた言葉。白藤は、銘の通り白い藤の花をイメージしたもの。水山吹は川辺に山吹の花が咲き乱れる情景を思わせます。龍田餅は少し不思議なデザインですが、紅葉の名所として有名な奈良の龍田川を想起させる銘です。周りを縁取る小豆あずきの粒は、紅葉の葉を表したものでしょう。

これら桜、藤、山吹、紅葉などはいずれも、古くから和歌に詠まれ、美術工芸品の題材にもされてきました。長い歴史の中で日本人が育んできた美意識が、和菓子にも取り入れられていることがわかります。

 

薯蕷製『水山吹』 と川辺に咲くヤマブキ

薯蕷製『水山吹』 と川辺に咲くヤマブキ
薯蕷製は、上用粉(うるち米の粉)につくね芋 (山芋) をすってもみ合わせた生地で餡を包んで蒸したもの。

 

 

 

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過去記事一覧
22 和菓子にみる植物のデザイン
21 日本庭園と文様
20 インクルーシブな公園づくり
19 世田谷美術館―公園の中の美術館
18 ニュータウンの森のなかまたち
17 地域を育む公園文化~子育てと公園緑地~
16 公園標識の多言語整備について
15 環境教育:遊びから始まる本当の学び
14 青空のもとで子どもたちに本の魅力をアピール
13 関係性を構築する場として「冒険遊び場づくり」という実践
12 植物園・水族館と学ぶ地域自然の恵み
11 海外の公園と文化、そして都市
10 都市公園の新たな役割〜生物多様性の創出〜
09 日本の伝統園芸文化
08 リガーデンで庭の魅力を再発見
07 七ツ洞公園再生の仕掛け
06 ランドスケープ遺産の意義
05 公園文化を育てるのはお上に対する反骨精神?
04 公園のスピリチュアル
03 遺跡は保存、利活用、地域に還元してこそ意味をもつ  ~公園でそれを実現させたい~
02 公園市民力と雑木林
01 これからの公園と文化


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