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七ツ洞公園の基本理念に還る


水戸芸術館とともにこの公園を産みだしたのは、当時の佐川一信市長です。この公園は風致公園としての位置付けで、それを英国庭園の様式で実施したことは、21世紀に求められる景観性と生物多様性の両立という、先を見通した相当の達観だったと思います。したり顔で、「水戸に何で英国庭園なんだ?」と批判するのは簡単ですが、この選択がいかにすばらしかったか再評価すべきです。完成を見ずに急逝された佐川市長の意図を、しばらく正確に管理運営に反映できなかったことは無理もありません。東日本大震災でパビリオンの1つが倒壊したのですが、すぐに撤去処分されたそうです。それを廃墟として園内に再設置するという発想がなぜ出なかったのか?リスボン大震災やポンペイ遺跡の発見と18世紀英国庭園には深い関係があります。風景式庭園は人間と自然の関係を時間軸で考えるメディアなんです。

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過去記事一覧
21 日本庭園と文様
20 インクルーシブな公園づくり
19 世田谷美術館―公園の中の美術館
18 ニュータウンの森のなかまたち
17 地域を育む公園文化~子育てと公園緑地~
16 公園標識の多言語整備について
15 環境教育:遊びから始まる本当の学び
14 青空のもとで子どもたちに本の魅力をアピール
13 関係性を構築する場として「冒険遊び場づくり」という実践
12 植物園・水族館と学ぶ地域自然の恵み
11 海外の公園と文化、そして都市
10 都市公園の新たな役割〜生物多様性の創出〜
09 日本の伝統園芸文化
08 リガーデンで庭の魅力を再発見
07 七ツ洞公園再生の仕掛け
06 ランドスケープ遺産の意義
05 公園文化を育てるのはお上に対する反骨精神?
04 公園のスピリチュアル
03 遺跡は保存、利活用、地域に還元してこそ意味をもつ  ~公園でそれを実現させたい~
02 公園市民力と雑木林
01 これからの公園と文化


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