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ライトアップイベントとその難しさ

私がもう1つ撮影に力を入れている被写体がイルミネーションです。

毎年全国100ヶ所近く国内外問わず撮影しており、ここ数年は国営昭和記念公園の秋の紅葉ライトアップ、ライティングアドバイザーにも携わらせていただいています。

花+αというのも個人的にとても好きで、その中でも花+ライトアップはここ最近、特に増えたように思います。舎人公園の千本桜とネモフィラ、葛西臨海公園の向日葵と観覧車のライトアップなども、今年はSNSで人気でしたね。

各公園で花のライトアップやイルミネーションが増えてきましたが、ライトが強く撮影した際に白飛びしてしまったという経験はないでしょうか?私自身カメラで撮影しますが、来園者のほとんどはスマートフォン。そのため、ライトアップのアドバイスの際には、特にスマホでの撮りやすさを考えるようにしています。

目で見て綺麗なものと写真で撮って綺麗なものというのは必ずしもイコールではないのが難しいところではありますが、やはりライトの光量が強すぎたり距離が近すぎたりするとうまく撮影できないため、注意が必要です。ここをクリアできると来園された方々の満足度もさらに上がるのではと思い、私自身も勉強中です。

 

2022年 国営昭和記念公園、「秋の夜散歩」紅葉ライトアップ

 

ライトアップで特にお気に入りの場所の1つが、栃木県にあるあしかがフラワーパークです。

藤の花で有名ですがイルミネーションの時期もとてもクオリティが高く、花の邪魔をしない、とても調和のとれたライトアップをされています。藤の花をモチーフにした電飾で藤棚を飾ったり、本物のバラと一緒に同じバラモチーフのライトを使用するなど細部にまでこだわった作りになっているのには驚きました。「生命の樹」と名づけられたイルミネーションもアメジストセージをメインに幻想的な空間を作り上げています。

 

あしかがフラワーパーク 藤の花のイルミネーション

 

あしかがフラワーパーク 
本物のバラにあわせ、バラのライトを使ったイルミネーション

 

あしかがフラワーパーク 「生命の樹」イルミネーション

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過去記事一覧
27 フォトグラファー視点から見る公園
26 高齢社会日本から発信する新しい公園文化
25 植物園の魅力を未来につなげる
24 アートで公園内を活性化!
23 手触りランキング
22 和菓子にみる植物のデザイン
21 日本庭園と文様
20 インクルーシブな公園づくり
19 世田谷美術館―公園の中の美術館
18 ニュータウンの森のなかまたち
17 地域を育む公園文化~子育てと公園緑地~
16 公園標識の多言語整備について
15 環境教育:遊びから始まる本当の学び
14 青空のもとで子どもたちに本の魅力をアピール
13 関係性を構築する場として「冒険遊び場づくり」という実践
12 植物園・水族館と学ぶ地域自然の恵み
11 海外の公園と文化、そして都市
10 都市公園の新たな役割〜生物多様性の創出〜
09 日本の伝統園芸文化
08 リガーデンで庭の魅力を再発見
07 七ツ洞公園再生の仕掛け
06 ランドスケープ遺産の意義
05 公園文化を育てるのはお上に対する反骨精神?
04 公園のスピリチュアル
03 遺跡は保存、利活用、地域に還元してこそ意味をもつ  ~公園でそれを実現させたい~
02 公園市民力と雑木林
01 これからの公園と文化


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