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公園できれいな写真を撮るには?



◆回答者 写真家 : 丹地敏明先生
丹地敏明(たんじとしあき)先生のプロフィール
1936年広島県生まれ。 出版社の写真部勤務を経て1963年フリーランスとなる。
撮影対象は多岐にわたる。 第21回全国カレンダー展で通産大臣賞受賞。 
「小笠原国立公園郵便切手」「西表国立公園郵便切手」の原写真を撮影。出版物に 
「森の水音をきく」(世界文化社)、「美しい日本●四季の名景」(日本写真企画)など多数。 
BS-TBS「風景芸術家と巡る日本の美1-2 日光編・伊豆編」に出演。 
公益社団法人・日本写真家協会(JPS) 会員。
公園できれいな写真を撮るには?
スマートフォンで花をきれいに撮るコツを教えてください。

花をきれいに撮るには、太陽光を上手にコントロールすることです。 まず、逆光線を活用してみましょう。逆光は、花を立体的に演出してくれます。  そしてもう一工夫。 白い紙やハンカチ、白いタオルなどを持参しましょう。撮影するときに、手元に持った白いタオルなどに太陽光を反射させて、花に当ててあげます。 すると花の柔らかい質感や色味が浮き上がり、きれいな写真が撮れます。

 

           逆光で白いタオルを花の下に置く

花を逆光で捉え、スマホの下に白いタオルを花の下に置いて光を反射させる

 

反射光あり

反射光あり:立体感と、柔かい質感

       反射光なし

反射光なし:立体感はあるが、影で重い


どうしても手ぶれしてしまうのですが。

ロープ柵の杭や手すりなどを活用しましょう。

カメラブレを防ぐ工夫が、きれいに撮る第一歩です。撮りたい花の周りにある、ロープ柵の杭や手すりなどを探します。この杭の上にスマホをのせて、左手で固定しながら右手でシャッターを押すと、手ぶれが防げます。

より花に近づきたい場合は姿勢を低くして、花壇の脇のレンガなどに両肘をつき、しっかり固定します。姿勢が安定するので、ぶれのない写真が撮れます。

 

ロープ柵の鉄ピンの頭にスマホを乗せて撮影

ロープ柵の鉄ピンの頭にスマホを乗せて撮影

柵の手すりにスマホを乗せて撮影

 柵の手すりにスマホを乗せて撮影

 

杭に乗せて撮影した写真の作例

スマホを杭に乗せて撮影した写真の作例

 


なかなか上手にピントが合いません。

シャッターを急がないことです。  スマートフォンの場合、オートフォーカスのピントが合うまでに少し時間がかかるので、急いでシャッターを押さないのが鉄則です。モニター上でピントが合っているのをしっかりと確認してから撮影しましょう。 また自分のスマホの最短撮影距離を知っておくことも大切です。機種によって距離はそれぞれ異なるので、自宅で練習してみてください。  あと、スマホのシャッターは、親指で押す方がブレにくいようです。

 

スマホを両手でしっかりとホールドし、親指でシャッターを押す

 両手でしっかりとホールドし、親指でシャッターを押す

人差し指ででシャッターを押そうとすると、脇が締まらずブレやすい

人さし指では、両脇が締まらずブレやすい


個性的な写真が撮りたいのですが。

スマホを地面に近づけ、『自分撮り機能』を使って、天に向けて撮ってみましょう。

花の根元から上を見上げたローアングルは、人間の視線にはないものなので、とてもユニークな1枚になるはずです。

※画像をクリックすると拡大します。

 

地面の近くから天に向けて撮る

地表近くから撮った作例

 

また樹木だったら、木の股や2本の枝の間にスマホを固定して、樹木を下から見上げたアングルにすると、迫力のある写真が撮れます。

※画像をクリックすると拡大します。

 

木の枝にスマホを固定して天に向けて撮る

木の枝に固定し、天に向けて撮る作例


おしゃれに写真を撮る時の心がけは?

写真は自分の気持ちを記録する道具のようなものです。公園に行って、自分が「好きだ」「素敵だな」と思った素直な心で、シャッターを押してみてください。撮る人の感性がおしゃれなら、写真も必ずおしゃれになります。

 

みんなに見てもらう作品を撮ろうと気負うのではなく、一期一会を大切にして、その日、公園で感じた「何か」を残しましょう。そのためにも公園に行ったら、楽しく遊ぶこと。私は歌をうたいながら写真を撮ることもあります。自分なりに心をときめかせて遊びながら撮影すれば、きっと人を引きつける写真が残ることでしょう。

 

そして、おしゃれな写真はマナーが大切。

 

花を撮る際、花を折ってしまったり、傷つけたりすることは絶対に行ってはいけません。撮影に夢中になって、足元の花を踏んでしまうなどということがないよう、最大限に注意します。また時々、通路に大きな三脚を据えて、撮影に夢中になっているカメラマンがいます。通路は大勢の人が通る場所ですし、ときには車いすの方も通行します。周囲に迷惑をかけないよう、撮影することが守るべき大切なルールです。

 

 

ひたち海浜公園20140424 (copy2)