花をきれいに撮るには、太陽光を上手にコントロールすることです。 まず、逆光線を活用してみましょう。逆光は、花を立体的に演出してくれます。 そしてもう一工夫。 白い紙やハンカチ、白いタオルなどを持参しましょう。撮影するときに、手元に持った白いタオルなどに太陽光を反射させて、花に当ててあげます。 すると花の柔らかい質感や色味が浮き上がり、きれいな写真が撮れます。
ロープ柵の杭や手すりなどを活用しましょう。
カメラブレを防ぐ工夫が、きれいに撮る第一歩です。撮りたい花の周りにある、ロープ柵の杭や手すりなどを探します。この杭の上にスマホをのせて、左手で固定しながら右手でシャッターを押すと、手ぶれが防げます。
より花に近づきたい場合は姿勢を低くして、花壇の脇のレンガなどに両肘をつき、しっかり固定します。姿勢が安定するので、ぶれのない写真が撮れます。
シャッターを急がないことです。 スマートフォンの場合、オートフォーカスのピントが合うまでに少し時間がかかるので、急いでシャッターを押さないのが鉄則です。モニター上でピントが合っているのをしっかりと確認してから撮影しましょう。 また自分のスマホの最短撮影距離を知っておくことも大切です。機種によって距離はそれぞれ異なるので、自宅で練習してみてください。 あと、スマホのシャッターは、親指で押す方がブレにくいようです。
写真は自分の気持ちを記録する道具のようなものです。公園に行って、自分が「好きだ」「素敵だな」と思った素直な心で、シャッターを押してみてください。撮る人の感性がおしゃれなら、写真も必ずおしゃれになります。
みんなに見てもらう作品を撮ろうと気負うのではなく、一期一会を大切にして、その日、公園で感じた「何か」を残しましょう。そのためにも公園に行ったら、楽しく遊ぶこと。私は歌をうたいながら写真を撮ることもあります。自分なりに心をときめかせて遊びながら撮影すれば、きっと人を引きつける写真が残ることでしょう。
そして、おしゃれな写真はマナーが大切。
花を撮る際、花を折ってしまったり、傷つけたりすることは絶対に行ってはいけません。撮影に夢中になって、足元の花を踏んでしまうなどということがないよう、最大限に注意します。また時々、通路に大きな三脚を据えて、撮影に夢中になっているカメラマンがいます。通路は大勢の人が通る場所ですし、ときには車いすの方も通行します。周囲に迷惑をかけないよう、撮影することが守るべき大切なルールです。