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Play Cafe の生ごみコンポスト
11住み続けられるまちづくりを 12つくる責任、つかう責任 17パートナーシップで目標を達成しよう 2飢餓をゼロに
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団体名

国営海の中道海浜公園管理センター

場所

国営海の中道海浜公園 Play Cafe 他

内容

国営海の中道海浜公園は、福岡県福岡市の日本海側、博多湾と玄界灘に囲まれた「海の中道」に位置する国営公園です。東西に約6km、供用面積約350haの広大な敷地を有し、園内では四季の草花が楽しめるほか、「動物の森」では様々な動物たちとふれあうことが出来ます。

海の中道海浜公園では環境負荷の軽減等を推進するなかで、SDGsの取り組みとして、 2022年3月にリニューアルした園内カフェから発生する生ごみを堆肥化するバッグ式のコンポストを設置しています。

また、2023年12月には、初心者でも簡単に、いつでも、軒下の小スペースで始められる「ダンボールコンポスト」の講座を開講しました。

 

効果

■Play Cafe LFCバッグコンポスト

2022年3月にリニューアルした園内カフェ「Play Cafe」にて、同年7月から「LFCコンポスト」を利用したバッグ式コンポストを導入しました。調理で発生した野菜くずや廃棄する生ごみを、専用のバッグ式コンポストの中にある基材に投入して堆肥化しています。

LFCコンポスト(バッグ式コンポスト)

以前、海の中道海浜公園で木枠コンポストを導入した際、アドバイザーを務めた「循環生活研究所」の指導のもと実施しています。

生ごみで作った堆肥は、バッグ式コンポストと同じくPlay Cafeで展示しているプランターで栽培する植物に与えて活用しています。2022年11月に最初の堆肥が完成し、同時期にプランターにネモフィラの種を植えました。2023年3月には、生ごみ堆肥を与えて育ったネモフィラが元気に咲きました。

現在は作った堆肥をプランターで使用していますが、園内で有効活用していく仕組みも模索していきます。

投入した生ごみ(左:野菜くず、右:廃棄する食品)

 

 

 

PlayCafe前のネモフィラプランター(2022年11月~2023年3月)

■うみなかダンボールコンポスト講座

ダンボールコンポストとは、その名の通りダンボール箱を容器として、基材に生ごみを投入して堆肥化するものです。

LFCコンポスト(バッグ式コンポスト)と関連して、初心者でも簡単に、発酵中の嫌なにおいも少なく、軒下の小スペースで始められるダンボールコンポストの講座を開講しました。

昨年12月3日(日)に初心者向け講座を実施し、今年の春ごろにも講座を実施する予定です。

PlayCafe内でのレクチャー後、屋外で堆肥づくりを実践しました

 

 

 

 

■今後の展開

燃やせばコストでマイナスになる生ごみですが、堆肥化すれば地球の栄養としてプラスになります。

「もったいない精神」を出発点として、地球環境レベルではなく身近な公園内のカフェという規模感で、普段の生活の中で切り捨てている「ごみ」が資源となる「循環生活」の発信を目指していきます。

今後は園内の市民交流係の活動と連携して、生ごみで作った堆肥で園内花壇の一部を育てるような取り組みに発展させていきたいと思います。

※文中に出てくる所属、肩書、情報などは、掲載時のものです。(2024年2月掲載)

 

◆関連ページ

▼海の中道海浜公園

https://uminaka-park.jp/

▼LFCコンポスト

https://lfc-compost.jp/

▼特定非営利活動法人 循環生活研究所(じゅんなまけん)

https://www.jun-namaken.com/

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